先日、筆者は息子の運動会に参加してきました。
風はちょうど良い冷たさで頭皮を優しくなでてくれるのですが、照り付ける日差しはそこまで来ている夏を思わせるほど容赦なく、頭皮を焦がしてくれました。
帽子をかぶれば良かったのですが、坊主にする前は髪の乱れを気にしてかぶっていたので、今はそんなこと関係ない、と意地を張ってかぶりませんでした。
結果見事に頭皮が焼けてヒリヒリしています。
さて、その運動会ですが、日曜日ということもあり、子煩悩なお父さんもかなりの割合で参加していました。同年代の方が多い印象でした。
子供の運動会は子供が主役なのですが、そんな中でも自分のコンプレックスは気になってしまうもの。子供を見つつ、同年代の毛髪事情を無意識に目で追ってしまう自分がいました。
自然と坊主や禿げを目で追ってしまったということもあると思うのですが、1mmくらいの青みがかった坊主頭にしているお父さんの割合が結構多いのです。
中には明らかに薄毛でも坊主にしていない方もいましたが、O字禿げなどでスッキリと坊主にしている方がかなり目につきました。
禿げた頭皮に無理やり髪をなすりつけて禿げ隠しをするバーコード頭なんていうのが、よく笑いの種にされていましたが、最近ではすっきり刈ってしまうという方も増えていたのだと実感しました。
ところがその坊主、運動会という人が多く集まる中では思わぬ失敗を生みました。
親子参加の騎馬戦があり、当然お父さんである筆者も参加しました。
その騎馬戦の様子を義父にビデオで撮ってもらったのですが、後から撮影した映像を見直すと、最初に数秒だけ筆者を収めて後は全然別の人ばかりを追っています。
自分と息子の雄姿が全然撮れてないじゃん!誰撮ってんの?!
と思ったら、どうやら隣の隣にいる坊主頭と筆者を勘違いして、また別の坊主を追って勘違いして、他の坊主ばかりを追って筆者を見失っていたようなのです。
孫を探せば良いものを坊主を目印に追ったもので、ビデオ撮影は失敗に終わりました。
坊主は恥だが役に立つと自負していたのですが、こんなデメリットもあるのだと再認識しました。坊主が顔の個性を上回ってしまうようですね。
以前こんなこともありました。
スーパーの駐車場で間違って筆者のところに他所の子供がついてきてしまったこともありました。
お母さんが慌てて「ほらほら、パパこっちだよ~~」と呼び止めたので、その方向を見ると、スキンヘッドのお父さんがいました。
ああ、そういうことか、子供は外で坊主頭を見るとお父さんの見分けが付かなくなってしまうのかと納得しました。
そのお父さんを見た時、「お!同士よ」と一瞬思ったのですが、お互い事情は同じですので、恥ずかしくて会釈すらしなかった覚えがあります。
筆者は禿げたら潔く坊主にするのも良いと思っているのですが、周りの人にとってみると見分けがつかなくなる恐れもあるんですね。